2002年12月23日 14:39
戎(ラーメン)
つくば市春日2-21-13 TEL029-856-5224 地図中央の赤い十字が店の位置
◇この前日(12/22)に新規オープン。5階建てマンション1階のテナントの1つ。外壁は木板などで覆っていて、和風の落ち着いた雰囲気で、おしゃれな居酒屋って感じ。
従業員が大勢(8人)いて、入ると元気にいらっしゃいませと迎えてくれた。入って右の壁沿いにカウンター(6席)、左はテーブル席(4人×2)、奥にL字のカウンター席(11席)がある。カウンター内(ガラス張り)の厨房はかなり広い。
天井が低めで圧迫感あるが、木目のカウンター板は奥行き50cm位でゆったり。窓には組んだ竹がはめこまれ、天井は細竹材。壁はわらを混ぜてある塗り壁らしく柔らかな質感。
厨房内に男性が3人。1人が50代位で他2人は20代位。役割を分担してたみたい。他に、女性従業員は若い人やおばちゃん合わせて5人くらい。客より従業員数が多い感じだったが、従業員はみんなパタパタしてた。
メニューを見ると、いちばん安い醤油拉麺が¥700もするっ!えっえ〜、高いっ〜!。つくばで最高の値段の醤油ラーメンだ〜っ!。オープンサービスで、麦飯or白飯が無料、餃子が¥100になってた。
私は醤油拉麺、連れは戎拉麺、あと餃子1人前、麦飯と白飯を注文した。
ラーメン待ちながら、厨房内の様子眺めてた。厨房の女性従業員は、コップなどの置いてあるアルミ製棚に結びつけてあった白糸で茶色の玉子(たぶん味付け玉子)を縦2つ切りにしてた。
ラーメン担当のお兄ちゃんは、麺を1人前ずつ鍋の中の深ざるに入れて、かき回し、ゆで上がると、床上で上下に4回振って湯切りをして、丼に入れていた。丼は、醤油、塩、味噌それぞれ、焼きも形も違うおしゃれな丼を使用してた。塩ラーメンの丼は持ちにくいらしく、両手の親指を丼の内側に2cm強入れる感じで持ち上げ、カウンターに乗せていた。
◆醤油拉麺¥700
麺…中太縮れ麺、ちょっと丸麺っぽい
スープ…しょうゆ色中くらい、油分少〜中くらい、背脂なし、やや混濁
具…焼豚1枚(昆布が巻きこんである)、ほうれん草、メンマ、味付け玉子1/2、のり、長ネギ
スープはふわっと煮干し系の香りがして、適度の甘みのあるやさしい味。野菜の甘みというより、加糖による甘さみたい。最近は、こういう感じで加糖してあるラーメンがあるが、私は加糖してないスープが好きだ。油分はまあまあ浮いているが、臭みはなく、甘さ以外はすっきりした味のスープだ。
麺は不透明な薄い黄色の麺で、もこもこもちもちした食感。のどごしより、噛むことでラーメンを食べたという充実感が得られる感じ。つんとしたラーメン特有のにおいも少ない。
焼き豚は直径7cm位のバラロール、厚みも4mmくらいり、中心に昆布が巻き込んである珍しい焼豚。肉質が軟らかく、麺を食べてる間に、層ごとに分かれてしまっていた。
味付け玉子は、卵黄の外側がうっすら固まる位の半熟度で、卵白部分がかなり茶色に染まっていて、卵黄部分も少し黄色が濃くなっていてた。食べると卵白、卵黄共にしっかり醤油味が付いていた。
ほうれん草は、揃えた形で入っていた。冷凍品じゃなく、ちゃんと茹でたものみたい。長ネギは輪切りでどれも若干厚め(1mm強くらい)。
◆麦飯は(通常だと小¥100、大¥150)、思ったより麦は少なめで米の1割くらい。
餃子は(通常¥350)、ビニール袋から冷凍餃子を取り出して焼いてた。四角い皿に4ヶ。サービスの¥100なので4ヶなのか・・・。もし4ヶで¥350なら、かなり高価な餃子になる。これも加糖してあって食べやすい味になってた。
塩ラーメンは細麺だった。スープは醤油拉麺より甘さが抑えぎみで、塩分濃度は、薄く感じるのとあっさり感じるのの中間くらいだった。
使用している宮古島の塩は、含有ミネラルが世界一とのことで、ギネスで認定されてる。120gで¥600位とかなり高いが、ラーメン1杯に使う塩の量はせいぜい20円くらいなので、醤油拉麺が¥700戎拉麺¥750もする理由にはならないような気がするが・・・。
個人的な意見として、ラーメンが¥700だとつらい。和食店やファミレスで¥500〜600でちゃんとした定食や丼が食べられるのにとつい考えちゃう。とんかつ純平のチキンカツ定食¥680を思い浮べてしまった!。コストパフォーマンスを重視する私の満足度は、6.8かな。
◇営業時間:11:30-14:30、17:30-21:30 木定休
◇醤油拉麺¥700、戎拉麺(塩)¥750、味噌拉麺¥730、チャーシュー麺¥900、戎餃子¥350など
◇テーブル席4人×2、カウンター席17 ◇駐車場…3台