2005年10月03日 20:55
さと(和食)
05-10-3 初めて行った店
地図中央の赤い十字が店の位置
◇東大通り沿いにある和食のファミレス。店頭の『松茸ごはん』ののぼりが風にはためいてるのを見て、ふと行ってみることにした。6年ほど前に行ったことがあるが、このHPを開いてからは初めて。
建物脇(裏?)にある駐車場に車を止め、西大通りの歩道を通って、玄関にたどり着く。玄関左手のちょっとしたスペースには車が4〜5台止めてある。密接した止め方から見て、従業員の車かな。
玄関戸は2重になってて、最初の扉を入った正面に日替わりの内容を書いたプレートが
張り出してあった。今日の内容は、鶏つくねのあんかけ&イカフライ。
それを見ながら、2つめの扉を開けて店内に入ると左手側に従業員がいて、すぐに笑顔で迎えてくれながら席に案内してくれた。こういう風に入店時にスムースに対応されると気持ちがいい。
店内は、今年4月に改装したばかり。ウッディ調のインテリアで、すっきり都会的な雰囲気。大きな窓から片側3車線の広い道を行き交う車が見えて、青山あたりのレストランにいるような気分になれる。
玄関から見て左手奥の方は以前のままで、大小の個室がある。西大通りに面した側が客席コーナーになってて、上部がガラスになってる間仕切りによって、禁煙席と喫煙席を分けているよう。禁煙席を希望したら窓際の席に案内してくれた。
テーブル上にあった、ランチメニューを見てたら、女性従業員が小ぶりのトレイに、お茶・小型のポット(お茶が入ってた)・おしぼり・割り箸を載せて、運んできてくれた。注文品が決まったら、テーブル上のブザーでお知らせ下さいといわれたので、少しゆっくりメニューを見て、決めることにした。
ランチメニューは、ファミレスらしく写真付きで見やすい。食事メニューだけでも7頁くらいあって、雑炊・うどん・とんかつ・ハンバーグ・すしといろいろ揃ってる。
結局、日替わり定食¥609に+¥210して、松茸ごはん付きの日替わり定食を¥819を注文することにした。どうせファミレスの松茸ごはんなんて、期待薄さっ!とは思いつつも、ものは試し。いっそのこと、ランチ茶碗蒸し+¥105も付けて、豪華にぱあっと、さながら日替わり定食スペシャルって感じで注文した。
しばし待ってたら、和風トレイに載った定食が運ばれてきた。ごはん、汁物、茶碗蒸しには蓋がしてあったので、ちょっとワクワクしながら松茸ごはんから順番に蓋を開けていった。
松茸ごはんは、蓋を開けるなり、まさしく松茸のにおいしたので、少しびっくり。よくある炊き込みご飯の素で炊い品だとばかり思っていたのに、色白の上品な色づけで、かなり細かく切られた具(人参・ごぼう・油揚げ・きくらげなど)の中に混じって、具より大きめサイズの(家庭で作るような)薄切りされた松茸を多数発見!この香り、自宅で試しに炊いた、和食の鉄人、道場六三郎の松茸ごはんの素で炊いたご飯より、ずっと上質。
さらにいえば、オークラフロンティアホテルの日本料理店筑波嶺のランチの炊き込みごはん(シメジごはんだったが・・・)にもひけをとらないくらい、松茸の風味の生きた、つやつや上手く炊けてるごはんだった。
松茸ご飯が期待以上だったので、ゆっくり窓からの都会的な景色を眺めながら、ランチを堪能した。
さらに、この松茸ごはん、他のメニュー、たとえばとんかつ定食にも+¥210で付けられるとのことなので、いろんなバリエーションで楽しめそう。
鶏つくねのあんかけは、つくねの中の蓮根のしゃきしゃきした食感がよかった。イカフライは揚げたての熱々で衣はさくっとしてて、タルタルソース付きだった。添えてあったキャベツの千切りは、とんQのより太切りだが、より歯ごたえがシャキッとしてて、ドレッシングとよく絡んでいて、これだけでも充実感のある一皿だった。
汁物はわかめ・なめこ・三つ葉・ゆずの入ったお吸いもので、普段使いの素材を使いながら上品な味に仕上がっていた。
茶碗蒸しも醤油の効かせ方、ぷるぷる感が、最近のランチで食べた茶碗蒸しの中では一番好みかも。しかもたった105円。
この季節、松茸ご飯の付いた松茸懐石は¥7000以上する。それなのに、ランチでしかも¥1000以下のランチでまさに松茸本来の風味のする松茸ご飯付きランチを食べたのは、私の生涯で初めて!いい世の中になったもんだ。ファミレスだからと侮ってはいけないと、まさに目から鱗の1日だった。
↑松茸ごはん&茶碗蒸し付き
日替わり¥924(税込)
↑とんかつ定食¥976(税込)