2005年04月01日 20:31

かねやす(うなぎ)

初めて行った店 05.4月 地図中央の赤い十字が店の位置

◇土浦の北、新治村にあるうなぎ店。『うなぎ食べ歩きシリーズpart2』第9弾!

古い方の125号から水戸信金の交差で南に入り、400m程行くと左に溜池がある。2つある溜池の間には道が通ってて、(その道に入るところに)店の案内板が出てたのでそこで左折、さらに池を回りこむように左方向に進んで行くと、庭が広くてひときわ目立つ立派な民家の玄関先に『かねやす』の看板が出ていた。

ええっ、ここが店〜?!表札も出てて、どう見ても民家。意表をつかれ、しばし佇んだ。
門扉の前には丁寧にも営業中の白い札が立ってるし、玄関には民家に不似合いな�蒲焼�の文字入りの暖簾がかかっているのでここで間違いなさそう。

こんな閑静な住宅街にな〜ぜ、と思いながら門扉を通り抜け、階段を上ってガラガラっと玄関の引き戸を開けて中に入った。

中は和風でゆったりしてて、リッチな民家の玄関そのものだった。右手奥の方から、店主らしい60代位の男性がうちわを片手に持って出てきて、うれしそうに迎えてくれた。玄関で靴を脱ぎ、用意してあったスリッパに履き替えると、50代くらいの女性従業員が玄関左手にある和室(に案内してくれた。

和室は廊下に面していた。(廊下の外は庭)8畳間2室を襖を取り払って1間にして使っていて、刷り上げ障子戸を通して光が差し込んでいてとても明るく、そこに4人用卓×3が配置してあった。テレビや幼児用の椅子などが置いてあって家庭的で、うなぎ店にいるというより、知人宅を訪問してるような気分。

聞いたところによれば、土浦にあったうなぎ店を閉めたものの、暇でしょうがなくて、2年足らずで自宅でうなぎ屋を始めたそう。基本的には、客席は和室の4人卓×3だけらしいが、玄関の右手にあるリビング(ソファセットやテレビが置いてあって普通に生活してる雰囲気の部屋)でも、希望すれば食事できるとのこと。

メニューは、

◆うなぎ
・うな重¥2100…小付け、サラダ付き
・上うな重¥2310…小付け、サラダ付き
・うなぎ御膳¥2835…いかだ蒲焼、肝大和煮、小付け、サラダ、フルーツ付
・蒲焼¥1980
・上蒲焼¥2100
・いかだ蒲焼¥2415

◆1品料理
・うなぎ肝焼き(1本)¥210
・うなぎ肝大和煮¥420
・お新香盛り合わせ¥525
・しめじおろし¥420
・なめこおろし¥420
・しらすおろし¥420

◆のみもの
・ビール¥525
・酒¥420
・冷酒¥630
・ジュース、ウーロン¥210

いかだ蒲焼に惹かれてしまい、ちょっと迷って、うなぎ御膳¥2835とうな重¥2100を注文した。

20分くらい待ってたら、トレイで料理が運ばれてきた。
うな重には、肝吸い、漬物、小鉢(細切り昆布煮)、サラダ、フルーツが付いてて豪華な内容のものだった。うなぎ重のうなぎは、ちゃんとした大きさので、タレの色やや少し濃いめに焼き上げてあって、その分少し味は濃いめになっていた。小鉢とサラダが量たっぷりに盛り付けてあったので、見た目以上にボリュームたっぷりだった。

うなぎ御膳は、大きめの角皿に2匹分のうなぎを並べて焼いた蒲焼が盛り付けてあった。見た目は豪華だったのだが、小ぶりのうなぎ2匹を用いてあるため、身が薄い感じで、比べてみたら、うな重のうなぎの方が身厚だった。いかだ蒲焼もたっぷりタレが絡んでいるので、身が薄い分、味も濃いめに感じた。うなぎ肝の大和煮は佃煮っぽくなってるので食べやすいし、つまみにぴったりって感じ。

入る前は不安だったが、店主も従業員のおばちゃんたちも気さくなので、くつろいだ気分でうなぎが味わえた。店主が半ば生き甲斐としてやってる店って感じ(庭でチョキチョキと選定してた人が店主の奥さんかも)。土日は持ち帰りのみ営業してるみたい。こういう店もあるんだと感心。


↑店の前にある溜池


↑玄関


↑店内


↑うな重¥2100


↑うなぎ御膳¥2835 



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