2005年10月

2005年10月23日

初めて行った店 
地図中央の赤い十字が店の位置

◎つくばで有名な牛タンの店。夫婦で飲みたいからと、夜小さな子ども2人をママチャリに載せて30分も漕いで食べに行く友人もいるほど。

仙台市にある『味 太助』で、約10年修行した店主が1998年頃つくばに開いた分店。『味 太助』の初代店主は、仙台牛タンの考案者であり生みの親である故佐野啓四郎氏。(年代から考えるに、店主は初代店主の存命中に修行したと思われる)。

しっかし、この店、天久保のくいだおれ街の歓楽街アーケードといった通路の中にあって、道路からは全く見えない。この辺りは昼時の人通りはほとんどなく、通りかかりに見つける人など滅多にいるとは思えない。こんなんで大丈夫なの・・・?と人の店のことながら心配になる。

店の周辺は、昭和を忍ばれる貧乏くさい雰囲気の通路だが、この店の前だけは打ち水もされてて、きれいに整っていた。

玄関脇に黄色い張り紙が貼ってあり、

ランチ、牛タン、スープ、麦めし、漬物 ¥1600  とあった

ちょっと緊張しつつ、引き戸になってる玄関扉を開けて店の中に入った。

玄関入ると、ほぼ正面に厨房とそれを囲むようにL字のカウンター席があって、厨房にややふっくらした感じの40代くらいの男性がいて、店主のよう。手には火箸みたいのを持っていて、起こした火の管理をしてたみたい。奥から、奥さんらしきやはりふっくらした体型の女性が現れて、どうぞといって誘導してくれた。

通された店内右手は、ぴかぴかに磨かれた板張りの広めの座敷スペースになってて、壁下部やテーブルには使われて形状生かした無垢材が使われてて、八角掛け時計、ピアノ(使われてないみたい)、だるまなどが置かれてて家庭的な温もりのある中に明治〜昭和っぽい親父の存在が感じられる雰囲気。

席に座って卓上にあったメニューを見た。卓は通常のより幅の狭い(60cm位?)が、この部屋の雰囲気からすれば、押し込んだ感じはなく、密接なつながりって感じなので、居心地は悪くない。

メニューは
・牛タン¥1200
・スープ¥420
・麦めし¥200
・ビール¥600
・お酒¥500
・サワー¥400
・ジュース¥200

壁のホワイトボードにきれいな文字でメニューが書いてあった
◆おふくろの味各¥300
・くるみと小魚の佃煮
・がんもの煮物
・南蛮味噌漬
・味噌ピーナッツ
・ポテトサラダ

メニューはいたってシンプル。牛タンの値段はBSE問題の影響で以前より上がっていると思われる。牛タンの店はどこも、BSEで経営が難しく、値上げしたり、メニューを増やしたりして、何とかしのいでいると聞いている。この店は、先代の味を守るべくがんばってるよう。

店主の奥さんがお茶を運んできてくれたので、ランチを注文した。

あまり待たずに牛タン、麦めし、スープが運ばれてきた。
牛タンは、少し厚めに切って塩などで下味をつけたものを炭火で炙ってあった。1枚を2つに切ってあり、深からず浅からずの飾り包丁が入ってるので、かみ切りやすく食べやすかった。脇にはたっぷりの白菜ときゅうりの浅漬け、南蛮味噌漬(青唐辛子の味噌漬け)も1本添えてあった。

牛タンは、塩味が肉と馴染んでいて丸みを帯びた塩味だし、(肉表面の焼きは備長炭のよるものらしい)炭火による香ばしさ加わって、ご飯にも合うし、お酒をつい飲みたくなってしまう。添えてあった白菜ときゅうりの漬物、南蛮味噌漬は懐かしささえ感じる飾り気のない味。

麦ごはんは、丼にたっぷりやさしくよそってあった。つやつやした炊きたての麦めしで、丁寧にたいた麦めしって、白米にまさるともおとらないうまみがある。白米よりプチプチした歯ごたえがあって楽しめた。

スープは、中鉢にたっぷりよそってあった。無色で透明なスープは塩味主体の味付けが施されていた。表面には縦切りされた長ネギがたっぷり入っていて、そのネギの下には別煮されて噛むと口の中で繊維がほどける位柔らかくなった肉が3個ほど入っていた。

韓国の焼肉店に比べたら、肉の種類も少なく、肉・漬物・スープは塩・味噌による味付けでシンプルだが、店の雰囲気料理に、昭和の貧しい時代をのりこえて、試行錯誤を繰り返して牛タン料理を育て上げた、佐野啓四郎氏の心意気みたいなものが感じられる。

この店の、塩・味噌というシンプルな料理は、熟成・調和という日本食のルーツ的な観点にたった最もシンプルで難しく、かつ食材のうまみをストレートに食べてに伝える味付けと言える。特に日本酒との相性がよさそうで、レトロな雰囲気な座敷席で飲むおじさんたちが多いのが納得できる。

これを生み出した先代に感謝しつつ、つくばで原点に近い牛タン定食が食べられてよかった〜!


↑外観


↑玄関


↑座敷席


↑ランチ¥1600


↑牛タンのアップ 



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2005年10月22日

前回02.8.9 
地図中央の赤い十字が店の位置

◇昔ながらの風情の残るつくば北部の割烹。3年ぶりに行ってみた。

平屋の建物は純和風で、外観は旅館みたい。玄関脇に空の大樽が2つ重ねてあって、老舗の料理店っぽい感じ。

玄関前は5〜6台分の駐車場になってる。この前通りかかった時は、宴会があったらしく大型バスが玄関前に横付けされてた。

玄関引き戸を開けると、温泉旅館の玄関みたいに上がり口の所にはスリッパが並べて準備してある。上がったところの右手は少し待合いみたいなスペースになっていて、小物が飾ってあったり、ショーケース内には引き出物みたいのが陳列してある。

左手には奥までまっすぐに伸びてる廊下があって、その廊下の左側にお座敷が並んでる。

奥の方から楽しそうな話声が聞こえてて、どうやら宴会が催されるみたい。玄関近くに従業員の姿がなかったので、店内奥に向かって声をかけてみた。するとすぐに、奥から若い女性従業員がでてきた。お食事ですかと聞かれたのではいと答ええたら、こちらにどうぞと玄関のすぐ近くの部屋に誘導してくれた。若い女性は高校生くらいで家の手伝いをしてるのかも。

案内された部屋は35畳位の和室。廊下の左手に1列に並んでる部屋は可動間仕切りで仕切られてるので、人数によって部屋の大きさを変えられるみたい。

すぐにさっきの若い女性従業員がお茶を運んできてくれた。少しして、40才台くらいの調理着姿の男性が注文を取りに来た。この物腰柔らかい、若旦那のような人が店主のよう。店頭のホワイトボートに掲示してあった日替わり(豚肉の生姜焼き・刺身・山芋、ライス・ドリンク付き)¥760ととろほっけの焼魚定食¥750を注文した。

料理を待ってる時に、鍋をしてるようないいにおいに気がついた。メニューをみたが、それらしい品名の料理は載ってなかったので、宴会用の特別料理なのかも。ちょうどお腹が減ってたので、鍋を食べたい気持ちでいっぱいになった。1人前用の鍋定食みたいのがあればいいのに〜と思った。

宴会は少し年代の高い人たちもいたみたい。宴会コースのメニューはなく、値段は相談に応じるみたい。しかし、いくらのコースならどんな料理が出るのか、メニューに書いてあった方が宴会幹事は考えやすいような気がする。

ちょっと待ってたら、トレイに載った料理が運ばれてきた。

日替わり定食は、豚の生姜焼き(キャベツ・オレンジ添え)、酢たこの刺身、山芋の千切り、ごはん、みそ汁、漬物付きの定食で豪華だった。豚肉の生姜焼きは、大きめのロース肉が2枚入っていた。肉は小麦粉を付けて軽く揚げてから玉ねぎと炒めたような感じで、肉のボリュームがアップされてて食べ応えるがあった。いつも思うのだが、生姜焼きってごはんにぴったりのおかずで、私の好物の1つ。酢たこ、山芋というさっぱり系の料理と合わせてあって、バランスとれたいい感じの定食だった。食後のコーヒーまで付いてて¥760とは、びっくり。

食後に運ばれてきたコーヒーは、マグカップっぽい大きめの器にたっぷりめに入ってた。

とろほっけ定食は、日替わりと比べたらちょっとおかずが1品少ないが、ほっけは大きめで、香ばしく焼けてたし、ちゃんとサラダもついてて、普段家で焼き魚を食べるチャンスのないおじさんには何よりの定食かも。

家族経営らしい温かい対応も感じよかったし、なつかしい広々したお座敷で、くつろげる。こういう所で、定食がお手頃価格で食べられれば、楽しい気持ちになれる。おすすめ度は、7.2。


↑外観


↑玄関


↑店内


↑日替わり¥760


↑日替わりに付いてたコーヒー


↑とろほっけの焼魚定食¥750 



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2005年10月21日

初めて行った店 
地図中央の赤い十字が店の位置

◇スタミナラーメンで有名な水戸『松五郎』系列の店。今年3月、大穂地区の東大通り沿いにオープンした。スタミナラーメンとは、レバー・にらなどの甘辛い味の野菜のあんかけラーメンらしい。

店内は横長で、正面奥側の厨房を囲んでL字のカウンター席(14席位)になってる。カウンターと厨房の間には、接客係が行ったりきたり出来るような通路が設けてある。

入店すると、カウンター内には男性2人と女性1人が働いてた。厨房内にいたすっきりした顔立ちの30歳くらいの男性が店主のよう。その隣でかわいい感じの女性従業員が野菜を刻んでて、ひょろっとした今時の若者って感じの男性店員はカウンターすぐ内側の通路にいて、接客担当のよう。

厨房は、客席より床が高いみたい。働いてる店主の手元はほとんどカウンター席からは見えなかった。

席に座って壁上部に掲示してあるメニュー見た。メニュー板は当店おすすめと通常メニューとの2つに分かれていた。

◆当店おすすめ(0.5玉ごとに¥50増し)
・スタミナラーメン¥650
     (大盛)¥700
    (2ヶ玉)¥750
・スタミナ冷やし¥650
    (大盛)¥700
   (2ヶ玉)¥750
・スタミナ丼¥650
  (大盛)¥700
 (2ヶ玉)¥750

◆メニュー
・ラーメン¥550
・チャーシューメン¥700
・ミソラーメン¥650
・ミソチャーシューメン¥850
・チャーハン¥650
・ライス¥100
・餃子¥400
・瓶・生ビール¥500
・ジュース¥150

ちょっと考えて、ラーメン¥550とスタミナラーメン¥650をカウンター内にいた男性従業員に注文した。水はセルフサービスなので、カウンター中程にある冷水器のところから持ってきた。

厨房にいた店主は、接客係の男性から注文聞くと、麺をほぐしながら鍋の中に投入し、壁上部にぶら下げてある2つあるタイマーの片方をセットしてた。

ラーメンできるのを待ってたら、1人や2人連れの男性(若い人が多い)が入店してきた。ほとんどの人は漫画を読みながら麺を食べてて、スタミナ冷やしの人が多かった。

2つあるタイマーは互い違いに稼働してるみたい。さっきセットした方ではないタイマーが鳴って、店主は平ざるを器用に使って、麺を湯からあげて数回上下に振って湯切りをしてた。

ちょっとして、もう片方のタイマーが鳴った。どうやら、麺茹で時間は5分くらいのよう。だとすると太麺かな?とか思ってたら、スタミナラーメンが目の前に運ばれてきた。

私の店にいる間、野菜を炒めてる様子はなかったので、スタミナラーメンのあんは事前に作ってあったみたい。1回に約5〜6食分くらい作ってるのかも。

運ばれてきたスタミナラーメンを食べ始めた。

◆スタミナラーメン¥650
・麺…少しウエーブのある太麺
・スープ…魚系だしの風味のする透明スープ
・具…炒めた具(豚レバー、ニラ、キャベツ、人参、かぼちゃ)のピリ辛あんかけ

◆あんの周囲にはってあるスープは熱々だったが、あん自体は作り置きしてあったみたいで、猫舌の私がふーふーしなくても食べられる位の温度になっていた。

麺の上にかかってたあんは、炒めた具を片栗粉でとろりとまとめてあるので、周囲のスープとは一体化していなかった。スープは、魚系のだしの風味が立ちこめていて、混濁少ない加糖されていない醤油味。あんはレバー(レバーの形状からたぶん豚)、ニラ(少なめ)、キャベツ(多め)、人参、かぼちゃを油で炒め、一味唐辛子・醤油・砂糖などで味付けしてしてあるものだった。加熱後時間が少し経ってるせいか、野菜がしんなりしてて、野菜らしいシャキッとした歯ごたえはあまりなかった。かぼちゃは角のところがとろけてて、煮くずれた感じ。このあんかけの味、かぼちゃの煮付けに唐辛子を加えてぴりっとしたような感じで、子どものころからとても馴染みのある味。

見かけはボリュームたっぷりだが、¥650はちと高いような気もする。タンメンと比べて、野菜を炒める手間は少なく、材料費は少ない。タンメンは豚肉や木耳が入ってるが、このスタミナラーメンは、豚肉より安い豚レバー、年中価格変動のない人参とニラ、キャベツ(今は安い)、それにかぼちゃを使ってる。タンメンでさえラーメン店では儲け率の高いメニューなので、スタミナラーメンはさらに儲け率が高そう。

スタミナラーメンという名は、レバーやニラが入っているので、活力がでるという意味なのだろう。昔からレバニラ炒めは、おじさんたちの好きなスタミナ回復食だった。しかし今は、レバーに含まれてる亜鉛・ビタミンなどは、コンビニでも売ってるサプリメントで手軽に摂取できるので、若い女性や主婦層はサプリを飲んでる人が多い。

友人が、『夫は茨城で育った人だから、醤油・砂糖をたっぷり入れた料理じゃないと、喜んでくれないの〜』と言ってた。スタミナラーメンは、砂糖・醤油・レバーの入ったこってり濃厚なラーメンで、いわば茨城の郷土料理的色彩の濃いラーメンなのだろう。

もちもちした太麺が食べ応えあるし、あんかけは体が温まるので、これから寒い季節にはスタミナラーメンはぴったりって感じ。個人的には、スープとあんかけのあんを混ぜ混ぜしないで、そっと下の方から麺を引っ張り出す。引っ張り出した麺は、スープの中でやさしく振ってトロミを落として、代わりにスープを絡めながら、麺は麺で単独で食べる。そして具は、おふくろの味を楽しみながら、時たまおかずのようにして食べるのが好き。こうして食べると1杯で2種類の味が楽しめる。

ラーメンは、粒子っぽい魚だしがきいてて、油分多め(背脂なし)ながら、和風味であっさりと楽しめる。焼き豚はロールしてないバラチャーシューで、厨房内にはスライスされたバラチャーシューが多めに準備されてた。スタミナラーメンより細いタイプの麺なので食べやすい。なると・ワカメ、粗みじんの長ネギが入ってて、スタミナラーメンで霞んでいるが、かなり丁寧に作られてるラーメンって感じ。チャーシュー麺は¥700なので、隠れファンも多いかも。


↑店の外観


↑スタミナラーメン¥650


↑ラーメン¥550 



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2005年10月17日

初めて行った店 
地図中央の赤い十字が店の位置

◇つくばに昔からある洋食店のよう。前からうわさを聞いてて気になっていたが、鄙びた外観に気後れして、入りそびれてた。

今年7月頃、営業してない日が続いていた。しかし、先日通りかかったら、営業中の赤いのぼりが立ってて、玄関前には本日のサービスランチのホワイトボードがあったので、行ってみることにした。

駐車場は店の正面〜左手にかけて8台分位。面してる道路は緩やかにカーブしてて抜け道っぽいので、車はかなりスピードを出して通ってるので、少し注意しつつ車を止めた。

◇本日のサービスランチ:ハンバーグと豚ロースチーズロールカツセット
            ライス・みそ汁・フルーツ付き ¥890

と店頭ホワイトボードに書いてあるのを見ながら、店に入る。

入るとすぐ、調理服を着た50代位のちょっと怖い感じのおじさんが、いらっしゃい、とはきはきした声で迎えてくれた。どうやら店主みたいで、1人で店を切り盛りしてた。

席に座るとすぐ、お水・おしぼり・メニューをもってきてくれた。ちょっといかめしい表情ではきはき、きびきびしててスキがないので、怖そうに感じたみたい。

やや緊張して、レザー張りっぽい重々しい表紙のメニューを開くと、各頁に2品づつ(見開きで4品)大きな現物写真のついた見やすいメニューだった。

そのメニューには、店頭のランチメニューは載ってなかった。メニュー表には載ってなかったジャワカレー¥1000、ハンバーグ150g&海老フライセット¥1380など数品が写真付で店内に掲示してあった。

ちょっと考えて、サービスランチ¥890とハンバーグ150g&海老フライセット¥1380を注文した。

店主は、注文受けるとすぐメニューを持って立ち去り、メニューを所定の位置に戻すなり、厨房に入り調理を始めた。

店内は玄関入るとすぐ右手にレジ、正面奥にやや奥まった感じで厨房がある。厨房をL字で囲むようにテーブルが配置されてる。厨房は奥まってあるし、縦格子みたいので客席と隔てた感じになってるので、調理風景は客席からはほとんど見えない。

客席は少し暗め。赤茶基調の色彩は、ひと昔前の感じで、男性的な力強さのあるレトロな雰囲気。床が茶〜赤のクッションフロアーで、壁は2/3ほどが煉瓦風になってて、わずか残された白壁の部分に絵画が飾ってある。天井には各テーブル毎にランプ風の照明が吊してあって、そのオレンジかかった温かい光がテーブルを照らしている。赤いテーブルクロスなどやや男所帯っぽい店だが、雑然とはしてないし、割と整っている。

ジュウジュウ炒め物をしてる音、フライパンを流し台に放り込むような音などから、いかにも1人でテキパキと調理してる様子が音やにおいを通してリアルに伝わってくる。こうやって、調理のために放って置かれるのはきらいではない。

調理中に、2人連れの客が慣れた様子で入ってきた。厨房から、店主のいらっしゃいという声は聞こえてきたが、調理作業の真っ最中だったためかすぐに来られない様子。その客は慣れてるようで、空いてる席に座るとおしゃべりしてた。

ちょっとして、料理が完成したようで、厨房から店主が出てくると、メイン料理、ごはん、みそ汁、海老フライセットのサラダと数回往復して、料理を運んできてくれた。

和風の大皿に盛られたメイン料理は2種ともボリュームがあって豪華。ハンバーグもかつもそれ一品で十分な位の大きさ。うらぶれた店の外観からは想像もできない仕上がりの料理だった。

サービスランチは、自家製らしき厚さ2cm位のハンバーグにデミグラスソースがたっぷり掛かっていて、脇にカラフルな生野菜(レタス、キャベツ、人参、トマト、きゅうり)、やや厚さは薄いものの表面積が1枚分あるロースかつ(肉の間にチーズを挟んであげてある)が添えてあって、これで¥890とは思えない。

ハンバーグは中の玉ねぎの食感生きてて、肉質もよく、そんじょそこらのファミレスやレストランで出てくる品とは段違い。さらに上からかかってるデミグラスソースは、そのポタポタ感の中にピューレ状された野菜の存在が感じられて、噂通りの自家製品らしい。

チーズを挟んだロースかつは、フライ類の揚げ方としてはドンピシャのきつね色で、油ぎれよくサクッと揚がってた。それにしても、この薄めのロース肉に切り目を入れてチーズまで挟むとは、う〜ん職人技・・・。さらに、生野菜は鮮度よく、いかにも日本の洋食を感じさせる自家製ドレッシングがかかっていた。(トッピングのマヨネーズは今時は不要かも)

ハンバーグ&海老フライ2つも見た目麗しく、あこがれの洋食を絵に描いたような出来。海老フライは、冷凍だろうが質の良いブラックタイガーで、鮮度の悪い海老特有のくさみはなく、サクッと揚がっていた。海に近い所で育った私がびっくりするような、鮮度の良くないくさい魚介料理に出会うことはつくばでは未だ度々ある。

タルタルソースは、ピクルスははいってないようで、ゆで卵風味濃厚な昔懐かしい味。つけ合わせの野菜にまた感動。皮付きフライドポテトは、冷凍品ではなく、店でじゃがいもを揚げた品。にんじんのグラッセは作り置きしてなかったようで甘くやさしい食感が格別。これを食べたら人参嫌いの子どもはいなくなるかもって思うほど。今まで食べたグラッセの中で一番かも。

ライスは、半月皿にたっぷりめよそってあった。みそ汁は玉ねぎ入りのあっさりしたものだった。食後、後から運んできてくれたオレンジを食べたら口の中がすっきりした。

後から来た客の所へは、店主は温かい料理を運ぶとすぐに注文取りにいっていた。1人で切り盛りしてるため、手の放せないこともあるが、食べ終えた食器も合間にすばやく下げるなど、効率良く対応してる。怖そうに見えたのは、職人特有のまじめな姿勢からかも。

昭和の時代のあこがれだった日本の洋食の原型がこの店にはある。こういう料理を食べたくて、昭和の日本人はがんばって働いてきたのかも。

最近は、インテリアを派手にして、へらへら営業スマイルで、作り置きした素材を修行もしてない料理人が作ってる店が繁盛することが多い。これに対し、建物はレトロで、あまり愛想はよくないが、確かな腕の調理人がよい素材を用いて作った料理を食べると、幸せな気持ちになれる。

メニューを見るとファミレスなどと比べて価格は高めの印象があるが、素材と手間と味を考えればお得と思える。夜のんびりお酒でも飲みながら味わうと懐かしい和やかな気持ちになれそう。混んでくると料理が出てくるのに時間がかかるみたいだが、おすすめ度は7.5。


↑店内


↑本日のサービスランチ\890
ハンバーグ&豚ロースチーズカツセット

↑アップ


↑ハンバーグ150gと海老フライ¥1300
(サラダ↓・ライス・みそ汁付)


↑フルーツ 



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2005年10月14日

初めて行った店 
地図中央の赤い十字が店の位置

◇ちゃんこの『江戸沢』によるエスニックの食べ放題の店。江戸沢は、全国に110店余りあるが、今年から「江戸沢ルネッサンス計画」というのを始め、関東にラストサイゴンが12店オープンしている。この店はそのひとつで、9月13日にオープンしたばかり。

ラストサイゴンという映画のタイトルのような店名から、ベトナム料理専門かと思ってたら、タイ、インドネシア、韓国、ネパールなど、アジア各国の料理が揃ってる。

店は土浦学園線と高架橋との分岐点を過ぎてすぐにある。つくば方面からは、中央分離帯があるため、右折できず少し入りにくい。店の裏側の高架下の道路側(かつ吉の隣)からも入れるので、つくば方面から行った場合は、そっちから入った方がよさそう。

道路沿いにあった江戸沢という行司形の看板は、Last Saigonという華やかな紫色にリニューアルされてた。店頭の駐車場はたっぷりあった。

店頭の看板に料金が掲示してあった。
◆平日ランチタイムビュッフェ(11:30〜15:00)
・大人(中学生以上)¥1280
・子ども(小学生以下)¥680

玄関入ると店内は薄暗く、お香&スパイスの混じり合ったにおいが立ちこめていた。すぐに奥から黒のアオザイ(ベトナムの民族衣装)を着た女性従業員で出てきて、左手に案内された。

レジ右手の客席は、布・簾など半分透けるような素材で仕切って、いかにもアジアンダイニングって感じ。

店内左手は長方形の部屋で、手前はバイキング料理が陳列されてるスペースで、奥半分は客席で、テーブル席(4人×9)が3列に配置してあった。

手前半分のスペースには、窓に沿うようにL字型に料理が並べられてた。
玄関に近い方から、トムヤムクン、揚げ物(フライドポテト・タンドリーチキン・タイ風さつまあげ)、カレー3種(タイ風・ネパール風・インド風)、韓国料理(ナムル類、キムチ、チヂミなど)、ベトナム料理(揚げ春巻き、手羽揚げ)、タイ風やきそば。コーナーの所は、フォー(自分で米麺を茹でて作る)コーナーになってて、さらに子ども料理(ナポリタン、炒飯、スクランブルエッグ、子どもカレー)、デザート(杏仁豆腐・小豆のチェー、ヨーグルトフルーツ・パンケーキ)カキ氷、ドリンクという風に並んでた。

部屋中央の椰子&竹製のパラソルの下には、生春巻がひときわ目立つように陳列さてた。それを囲んで、春巻きのソース、生野菜、ドレッシング、トッピングなどが置かれてた。

この部屋、床は板張りで、照明、テーブルセットなどがラタンor竹製の調度品でまとめてあって、素朴な打楽器の音楽が流れてて、エキゾチックな気分に浸れる。

席に座ると、女性授業員がお時間は90分ですと制限時間を説明してくれた。(店頭の料金表には時間のことは書いてなかった)。テーブル上にあった大きめの皿(直径20cm位)を持って料理を取りに行った。

料理が並んでる所々に、小皿や小鉢・小丼などが準備してあった(大きめの皿は準備されてなかった)ので、料理に合わせた食器に取り分けて、席まで持ちかえって食べ始めた。

フォー(米麺)は、自分で乾麺を茹でるようなしくみになっていた。フォーの乾麺が直径50〜60cm位の半円球容器の中の水の中に浸してある。そこから食べる量をトングで取り出して、隣に準備されてる煮沸器の中の深いざるに投入して茹で、湯切りをして丼に入れる。その後、スープを注いでトッピング(赤唐辛子、もやし、蒸し鶏、パクチー、玉ねぎ、万能ねぎの6種)して作る。こういうところでセルフで麺を茹でるのは、志向が変わってて面白い。

中央に華やかに陳列されてた生春巻は、巻いてあるライスペーパーからサニーレタスが1/3位もはみ出るように包んであって、まるで豪華な花束のよう。脇に2種のソース(みそダレ、甘酢ソース)があった。

トムヤムクンは、玄関寄りのコーナー部分に湯煎にかけて保温してあった。カレーもトムヤムクンと同じように、ちょっとだけ取り分けて、食べてみることにした。

揚げ物コーナーのタンドリーチキンは、派手な赤い色をしていた。子ども料理にもちょっと興味があったので、炒飯、カレー、ナポリタンなどを食べてみた。カレーは甘みのあるかぼちゃカレーで、中にミートボールが入っていた。

ドリンクには、はす茶やざくろジュースもあった。はす茶はリラックスや美肌効果が、ざくろジュースは女性ホルモン効果による更年期女性の美容と健康が、あると言われてる。

トムヤムクンは、酸味が派手で日本人向けにアレンジされた感じ。タイ風カレーはココナッツミルク風味はするが、スパイシーさは少なく、塩分強めのカレーで、こぶみかんの葉とかレモングラスなどは入っておらず、インド風カレーとほとんど同じ感じ。カレーのライスは日本米だった。

キムチは加糖された甘さのもので、ナムル・キムチもスーパーで市販されてるような味のものだった。子ども料理は、炒飯のごはんがぼろぼろで、ナポリタンは麺がくっついたり切れたりしてた。デザートコーナーもあって、いろんなデザートがあった。

生春巻きは、開いてみたら、ライスペーパーにサニーレタスがたっぷりと、青しそ、春雨少量、小えびが巻いてあって、量的に具のほとんどはレタスの感じ。そのためか、あまり生春巻きの味がしなかった。

最近つくば付近では、各国のエスニック店が多くあり、本場の人による風味が鮮烈な料理が、ランチなら¥1000未満で食べられる。それらに対し、この店では、どの料理も日本人向けに味付けが施されてる感じで、スパイシーさや風味は本場の人による店ほどではなく、ランチが平日でも¥1280する。

メインの肉料理が鶏の唐揚げくらいしかなかったのは寂しかったが、ランチだったためかもしれない。それにしても、ほとんどが女性客で、ものすごく混雑してたのには驚いた。エスニックはスパイシーで、慣れない人には抵抗あるので、やや風味をひかえた各国の料理を自由に食べられるのが人気の原因なのかも知れない。

◆土・日ランチタイムビュッフェ
・大人(中学生以上)¥1580
・子ども(小学生以下)¥880

◆ディナービュッフェ(17:30〜22:30、選べるメイン料理付)
・大人(中学生以上)¥1980
・子ども(小学生以下)¥1280


↑看板

↑店の外観


↑玄関左手にある客席
(バイキングコーナーに隣接した席)


↑店内 



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